下田市役所が2026年5月7日、河内の新庁舎「河内庁舎」へ全面移転し、開庁した。これに先立ち、それまでの東本郷庁舎は5月1日に閉庁している。手続きで市役所を訪れる際は、場所が変わった点に注意したい。
移転の理由と経緯
これまでの東本郷庁舎は、建物の老朽化と耐震性の課題を抱えていた。加えて、津波浸水想定区域に立地していた。これらを踏まえ、市は内陸側への庁舎移転を進めてきた。庁舎整備は入札不調や新型コロナウイルスの影響で一時停滞したが、閉校した旧稲生沢中学校の校舎を活用する方針に切り替え、整備コストの縮減を図った。2024年4月30日に一部供用を開始し、今回の全面開庁で全機能を河内庁舎へ集約した形になる。
新庁舎の場所・開庁時間
新庁舎の住所は下田市河内101番地の1(郵便番号415-8501)。市街地から内陸に入った稲生沢地区にあたる。全面開庁は2026年5月7日で、あわせて開庁時間が午前9時〜午後4時に変更された。各課・窓口に加え、市議会の議場も新庁舎に置かれる。転入・転出、マイナンバー、税、福祉などの各種手続き窓口は河内庁舎に一本化された。手続きの窓口がどの棟・階にあるかは、来庁前に下田市の公式情報または本庁舎案内図で確認すると確実。
閉校した中学校を活用
河内庁舎は、閉校となった旧稲生沢中学校の校舎をリノベーションして整備された。旧校舎部分と新築部分を一体化し、北館・南館で構成される。建物外壁には学校の校章が保存されるなど、かつての校舎の面影を随所に残している。庁舎はおおむね1階に会議室、2〜3階に各課、4階に議場という構成。設計コンセプトは「庁舎×学校×市民」で、行政の窓口としてだけでなく、市民の憩いの場としての役割も持たせている。
市民が使える設備
北館の入り口付近には、誰でも利用できる足湯を整備。はだしで遊べるキッズスペースも設けられた。このほか、ラウンジ、テラス、体育館を活用した室内広場、多目的室、授乳室が備わる。手続きのついでに立ち寄れる設備がそろう。
旧庁舎のこれから
閉庁した旧東本郷庁舎は、「新たなにぎわい拠点」としての再生・利活用が検討されている。動きがあれば、あらためて伝える。